歯周病や虫歯の予防のための治療方針とご家庭でできるブラッシングのやり方を紹介します。

歯周病・虫歯予防とブラッシング

歯周病予防

歯肉の状態や歯石の状態によって1週間~3ヶ月ごとに、歯石除去及び歯周ポケット洗浄・歯面清掃・歯肉マッサージ等を行い、歯周組織中の細菌数を減少させ、歯肉の血行を促進することで歯周病の予防を行っています。
ご家庭で上手に磨いていただけるようにブラッシング指導にも力を入れています。

虫歯予防

歯と歯の間・歯と歯ぐきの堺・歯の溝を中心に歯ブラシや歯間ブラシを使用して歯面の汚れを落とすだけでなく、表面にフッ素を塗布し、歯質そのものを強化し、虫歯になりにくい歯にしていきます。

メンテナンスブラッシング

歯茎の状態や磨き具合によって、治療終了後、定期的なメンテナンスブラッシングをお勧めしています。
歯垢・歯石を除去し、歯面にこびりついた頑固な汚れを研磨し、歯周ポケット内を洗浄消毒します。定期的に行うことで病変が進行する前に対応できるようになります。

ブラッシング方法

まず、「歯間ブラシ」もしくは「デンタルフロス」を用いて、歯と歯の間の汚れを落とします。
この時強くやりすぎないように注意してください。

続いて、「やわらかい歯ブラシ」を用いて歯と歯の間を「小さなストローク」で「弱い力」で磨いていきます。
1本ずつ磨くようなつもりで、時間をかけて行います。

次に、歯の表面を「研磨ブラシ」で研磨します。
掃除が難しい歯と歯の間に汚れがある場合には「パウダーを吹き付け」て汚れ落としを行います。

十分に汚れが落ちたら、歯周ポケットの洗浄に移ります。
抗菌作用のある消毒液を使い歯周ポケットを高圧洗浄していきます。
歯周病菌を1つでも減らせるよう念入りに洗浄を行います。
ご家庭でされる場合には薬用のうがい(フッ素やキシリトールの入ったもの)をお勧めしています。